オーガニックコットン、 一般の綿と 「違いがない」って本当?!
実は、オーガニックコットンと一般のコットンは、 科学的なテストの結果において ほぼ変わりがありません。
残留農薬も少なく、 オーガニックかどうかは区別することができないほど。
しかし、それは「科学的なテスト」を通した結果。
「製品」となったオーガニックコットンを ぜひ手にとってみてください。
柔らかさ、繊細さを感じていただけると思います。
テストでは分からない、その違いの理由を3つ、お伝えします。
1. 育て方
世界で使われている農薬の7%が、殺虫剤の16%が綿花栽培に使用されているというデータがあります。
コットンを栽培し、収穫するまでには除草剤、殺虫剤、殺菌剤、落葉剤、成長促進剤、成長抑制剤など、たくさんの種類の化学薬品が使用されます。
また、世界の7割以上の綿花は 「遺伝子組み換え」綿花だと言われています。遺伝子を組換えることで、綿が本来持つ特性とは違うものができる可能性があります。
オーガニックコットンは、農薬を使わず、有機肥料で栽培され、遺伝子組換えの種子は使用を認めていません。
2. 収穫方法
オーガニックコットンは、 自然に葉が落ちるのを じっくりと待ってから収穫します。
一般のコットンは、 枯葉剤を散布して、 一気に大量の綿花を収穫します。
そのため、まだ熟してない綿花も一緒に収穫されてしまいます。
3. 加工の工程
一般のコットンは、生地になるまでの間に 漂白や染色、艶出しなど、 多くの化学処理が行われます。
その間に、 綿本来の風合いが失われてしまうので、 失われた風合いを再現するために 柔軟剤や吸収剤などが使用されます。
洗濯のたびに柔軟剤が取れていき、 硬くパサついた生地になっていきます。
オーガニックコットンは、加工の際に化学処理を行わないので、素材がとても元気。 天然の油分を含むので、洗濯しても丈夫で弾力があり、 肌になじみます。
これで本当に出来上がるものが同じなの?
栽培から生産までこんなにも違いがあるのに、出来上がった製品に違いがないはずありません。 ぜひ、これからもオーガニックコットンで 快適で幸せな毎日をお過ごしくださいね。