オーガニックコットン
どれも同じだと思っていませんか？
最近、よく目にするようになった「オーガニックコットン」。実は、オーガニックコットンと表示されているものの中でも、品質は様々なんです。
1.オーガニックコットンとは?
一般的に、オーガニックコットンは、「遺伝子組み換えの種を使わず、3年以上、農薬などの化学薬剤や化学肥料を使わない畑で栽培されたもの」をいいます。
2.それ、本当にオーガニックコットン？
現在、日本ではオーガニックコットンに関するガイドラインはありますが、法の規制がありません。
そのため、審査の必要はなく、自由に「オーガニックコットン」と表示ができる状態です。
また、「オーガニックコットン」を謳っていても、オーガニックコットンがほんの少ししか含まれていない場合や、使用されているものはオーガニックであっても、染色などの工程に有害物質が含まれているというケースも。
3.オーガニックコットンである証
そこで登場するのが「認証」制度。
そのオーガニックコットン製品が、オーガニック基準を満たしていることや、環境や社会に配慮して作られているという証です。
オーガニックコットンに関する認証は 「GOTS（Global Organic Textile Standard オーガニックテキスタイル世界基準）」「OCS（Organic Content Standaed）などがあります。
4.vippeは認証付のアイテムだけ
vippeでセレクトしている「Danefae」と「Green Cotton」のアイテムは全て認証付き。業界で一番厳しい水準とされるGOTSをはじめ、Oeko-Tex、BSCIなどの認証がついています。
●栽培…農薬や化学肥料が使用される。
●加工…着色等のため工場で化学処理が行われる。
●環境や働く人に負荷がかかっている可能性がある。
【一般のオーガニックコットン】
●栽培…農薬や化学肥料不使用。
●加工…着色等のため工場で有害物質が使われる可能性も。
●栽培の時点では環境や働く人に配慮されているが、加工の段階では証明がない。
【vippeの認証付オーガニックコットン】
●栽培…農薬や化学肥料不使用。
●加工…製造工程でも有害物質未使用。
●栽培から製品になるまで、環境や働く人に配慮されている。
この目に見える安心感と、認証への信頼度が選ばれる理由。お肌が敏感なお子様にも、環境に配慮したライフスタイルの方にも喜ばれています。
5.安心の証、認証ラベルをもっと知りたい方へ
原料が栽培から製品になるまでの全ての工程において、環境的・社会的に配慮して作るためのオーガニック繊維製品の世界基準です。 いくつもの厳しいチェックをクリアしたものにだけ付けられる認証で、最も厳しい表示基準とも言われています。
・70%以上、もしくは95%以上がオーガニック
・オーガニック原料以外の原料は、環境に負荷がなくエシカルな素材
・原料から最終製品まで全ての工程をカバー
・製品のトレーサビリティ（追跡可能性）が確保されている
・オーガニック以外の製品との混同や汚染を防止する管理
・最終製品に残留物がないかチェック
・水・エネルギーの使用や廃棄物に関して目標を置く
・毒性の強い薬物の使用禁止
・遺伝子組み換えの禁止
・生体実験の禁止
・強制労働や児童労働の禁止
・衛生的で安全、公平な労働環境と労働条件
・差別の禁止
また、GOTSには2種類のラベルがあります。
●「Organic」…製品の95％以上が認証されたオーガニック繊維
●「Made with Organic」…製品の70％以上が認証されたオーガニック繊維
※残りの繊維にも、オーガニックコットンでないコットンや、ミュールシング（子羊の尻尾や肛門周りの皮膚や肉を切り取ること）されたウール、未使用ポリエステルなどは使用できません。
原料から最終製品まで、その商品がオーガニック繊維製品であることの証明です。
・オーガニック原綿を使用している （※OCSは一般綿の混用を許容）
・製品のトレーサビリティ（追跡可能性）が確保されている
・工場や加工所において認証製品を取り扱う管理体制が整っている（※製品単位ではなくシステム認証）
OCSには2種類のラベルがあります。
●「OCS 100」…製品の95％以上がオーガニック
●「OCS Blend」…製品の5％以上95%未満がオーガニック
※OCSは、オーガニックコットンの普及も目指しているため、オーガニックコットン混用率が低い製品も許容されています。
繊維製品の安全性と、環境や働く人に配慮した生産体制がとられているかを厳しくチェックする認証。 原料から最終製品までの 全加工段階で有害物質が含まれていないことが 証明されています。
工場で働く従業員の労働環境が きちんと整備されているかをチェックする基準です。
